下記が、内部統制評価指導士(CCSA)の概要になります。
資格/検定名 |
内部統制評価指導士(CCSA) |
資格/検定概要 |
米国フロリダ州オーランドに国際本部を置く内部監査人協会(IIA)は、内部監査の専門的能力の確立を目的に、研究・情報交換を中心に活動する、唯一の国際的な内部監査人の専門団体で、IIAが授与する国際的な称号のCCSA資格認定試験は、CSA(コントロールの自己評価)に関する知識と実施スキルの修得の証明を目的とする資格です。 |
資格の種類 |
民間資格 |
受験資格 |
まず、受験するためには、以下の教育要件のいずれかが必要になります。 ◆教育条件 1.四年制大学の卒業生の方 2.高校卒業後、大学または専門学校で2年以上履修し、かつ勤続年数が3年以上の方 3.QIA(内部監査士)・QISIA(情報システム監査専門内部監査士)・金融内部監査士・CIA(公認内部監査人)・CFSA(公認金融監査人)・CGAPのいずれかの資格をお持ちの方 ◆推薦状の提出 CIA・CCSA・CFSAなどの認定資格の保持者、または上司等による「推薦状」を初回受験申込時に提出する必要があります。 ◆実務経験 (受験申込時、または要件を満たした時点で証明書を提出) 資格認定には、1年以上のコントロールに関連する実務経験(CSA、監査、リスク・マネジメント、環境監査)が必要です。 また、教員の方は、2年以上の上記のコントロールに関連した科目における教職経験が必要です。 指定の証明書を提出しなければなりません。 受験時に要件を満たしていない場合は、条件に合致した時点で証明書を提出の上、認定されます。 ◆ファシリテーション実施経験またはファシリテーション・トレーニング履修経験 (受験申込時または要件を満たした時点で証明書を提出) 資格認定には、7時間以上のファシリテ−ションの実施経験、または14時間以上のファシリテーション・トレーニングの修了が必要です。 指定の証明書を提出しなければなりません。 受験時に要件を満たしていない場合は、条件に合致した時点で証明書を提出の上、認定されます。 |
願書受付 ・方法等 |
随時 ※ご自身で希望するピアソンVUEのテストセンターと試験日時を予約 |
受験区分等 |
内部統制評価指導士 |
試験期日 |
ご自身で予約した日時 |
試験科目・ 内容・方法等 |
[試験問題]:125問 ◆ドメイン1:CSAの基本 [5−10%] ・倫理綱要 ・コントロールのオーナーシップおよびアカウンタビリティ ・業務の専門性に対する信頼 ・リスクおよびコントロール評価の伝統的なテクニックとの比較 ・コントロールの認識および教育 ・協力、参加およびパートナーシップ ◆ドメイン2:CSAの基本 [15−25%] ・CSAアプローチの選択肢 ・サポートするテクニックの選択肢 ・CSAプロセス導入の費用対効果分析 ・組織理論および行動 ・戦略および業務計画プロセス ・変革マネジメントおよびビジネスプロセスリエンジニアリング ・導入を成功させるプレゼンテーションのテクニック ・組織のリスクおよびコントロール/プロセス ・対象部門へフィードバックするしくみ(インタビュー、サーベイ調査など) ・戦略的CSAの方法論およびテクニック(資源配分を含む) ◆ドメイン3:CSAの基本 [15−25%] ・経営者の優先順位および関心事 ・プロジェクトおよびロジスティックマネジメント ・レビュー対象分野のビジネス目的、プロセス、チャレンジおよび脅威 ・資源の識別および配分 ・レビュー対象分野の組織文化 ・質問構築のテクニック ・CSAプロセスをサポートする技術 ・ファシリテーション テクニックおよびツール ・グループ力学 ・不正に対する認識 ・評価・分析のツールおよびテクニック(トレンド分析、データ統合、シナリオ分析) ・提言とアクションプランの策定(実務的、実現可能、高い費用効率) ・証拠の特質(十分性、関連性、妥当性) ・報告のテクニック・考慮事項(様式、被報告者、重要な問題、情報へのアクセス) ・モチベーションをあげるテクニック(提言に対するサポートおよびコミットメントの醸成) ・監視、追跡およびフォローアップに関するテクニック ・法令、規制および倫理考慮事項の認識 ・CSAプログラムの有効性の測定 ◆ドメイン4:CSAの基本 [5−10%] ・戦略および業務計画プロセス ・目的設定、組織の使命および価値への整合性を含む ・業績測定 ・業績管理 ・データ収集および確認のテクニック(ベンチマーキング、監査実施、合意テストなど) ◆ドメイン5:CSAの基本 [15−25%] ・リスクに関する理論 ・リスクモデル/フレームワーク(COSOのエンタープライズ・リスク・マネジメント/統合的枠組を含む) ・共通のビジネスプロセスで固有なリスクの理解 ・リスクの識別および評価テクニックの適用 ・リスクマネジメントテクニック、費用対効果分析 ・エンタープライズ リスクマネジメントにおけるCSAの利用 ◆ドメイン6:CSAの基本 [20−25%] ・コーポレートガバナンス、コントロールに関する理論およびモデル ・内部統制システムの全般的有効性について判断・報告する方法 ・インフォーマルとフォーマルコントロールとの関係 ・フォーマルコントロールを評価するテクニック(手作業における、電子化における) ・インフォーマルコントロール、コントロール環境を評価するテクニック ・コントロールに関する文書作成のテクニック ・コントロールの設計と適用 ・組織のコントロール実績を判断する手法(レビュー、監査、その他の評価など) |
試験時間 |
195分 |
合格基準 ・レベル |
※IIAでは、CCSA試験の問題・解答・点数配分について、一切公開していません。 採点は、Partごとに行い、得点は250から750ポイントのスケールドスコアに換算されます。 合格ラインは各Part共600ポイント以上です。 合格したPartについては、ポイントは通知されません。 不合格のPartについてのみ、ポイントと学習の扶助となるようにポイントについての評価コメントと併せ通知されます。 |
合格発表 |
正式な試験結果については、受験日の翌月末に日本内部監査協会より郵送 [認定状発行]:年4回(2月、5月、8月、11月の末日) |
受験料 |
◆新規受験料:37,800円(税込) ◆再受験料:31,920円(税込) |
試験場所 |
東京都・札幌市・仙台市・横浜市・名古屋市・大阪市・広島市・松山市・福岡市・那覇市のピアソンVUEテストセンター |
実施団体等 |
社団法人 日本内部監査協会 |